福一で忘れてはいけないこと

福一といったら、ラーメン屋さんの名前がよく合うと思っていたらば、日本語表現辞典にも、お店の名前や、商号に使用される名称となっていました。

私の頭の中では、ポチといえば、犬、タマといえば、猫というように、福一と言ったら、やっぱり、ラーメンや、餃子が湯気を立ててしまうのでした。

しかし、のんきにおいしいラーメンを恋しがって、よだれを垂らしている場合ではありませんでした。
「福一」は、「福島第一原子力発電所」のことでもありました。

最近、私の頭の中は、ISISの脅威や、日本の川崎で未成年が起こした殺人事件のことで、いっぱいでしたが、まだまだ、忘れてはいけない事があると「福一」で、ハッとしました。

2011年の3月11日、私は、姑宅の晩餐会にお呼ばれされていました。
夫の親戚達が集まる中、リビングのテレビでは、丁度、夜のニュースが入っていました。

ライブと書かれた画面が、日本の海を映していました・・・いや、海が、ドンドン、陸地に乗り上げ、車や、建物、家を次から次へと、飲み込み、広い畑も一瞬で海と繋がるような様子が映し出され、私は、声をあげることもできずに、テレビを凝視していました。

嘘だと思いました。
今見ている事は、何らかの理由があって、大事ではないはず。と、現実を受け入れられずにいると同時に、こんな恐ろしい事が、日本で起こっているのにNZの姑宅で繰り広げられる、笑いある晩餐会も、不自然に感じ、自分の心が宙に浮いているようでした。

現実が受け入れられなかった夜+1 !

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福一といったら、ラーメン屋さんの名前がよく合うと思っていたらば、日本語表現辞典にも、お店の名前や、商号に使用される名称となっていました。私の頭の中では、ポチといえば、犬、タマといえば、猫というように、福一と言ったら、やっぱり、ラーメンや、餃子が湯気を立ててしまうのでした。しかし、のんきにおいしいラーメンを恋しがって、よだれを垂らしている場合ではありませんでした。「福一」は、「福島第一原子力発電所」
福一の事故でこの世の終焉を感じた日
2001年9月11日に、アメリカで「アメリカ同時多発テロ事件」が起きた時に、私はラロトンガという島のリゾートに旅行に行っていました。リゾートでは、各部屋にテレビがなく、ラウンジの大きなスクリーンで衛星放送を見る事ができました。リゾートの大きなスクリーンに、ツインタワーに飛行機が突っ込み、煙や炎が充満している映像が映された時、その場にいた、大勢のアメリカ人が、瞬間的に大人なのに、声をあげて、泣き出し
福一の推移を見守りたい
福一で福島第一原子力発電所事故について思いを馳せてしまいましたが、この福一のことは、まだ、思い出として私中では片付けられない事故です。先日、イギリスから、プリンスウイリアム君が来て、福島を訪問していましたね。福島の温泉で、福島産のご馳走を前に、浴衣を着て楽しそうにくつろぎ、福島の子供の施設で子供達とふれあっているプリンスウイリアムの様子をニュースで見ました。ダイアナさんの息子さんで、将来のイギリス